PIC16F627Aにプログラムを焼き動かす。
今回は、出来たプログラムをCコンパイラでビルドして、PIC16F627Aにプログラムを焼き、LEDを点灯させます。
最初に、書いたプログラムに、間違いはないか、コンパイルしてみます。
赤矢印上のマークをクリックします。
ちょっと見にくいですね、必要な部分を大きくすると。
色々書いてありますが、大事なところは、緑字で書いてある、BUILD SUCCESSFUL (total time: 3s)です、これがあれば、プログラムにC言語プログラムとしての間違いはないということです、間違いがあると、赤文字で指摘されます。
なお、Memory Summary: は、各メモリをどのくらい今回のプログラムで使ったかを表示します。
(例;Program space の行、プログラムエリアをBh(11)使用、全体は400h、(1.1%使用している))
注:16進数の書き方は0xBとBhという2通りの書き方があり、0xBとBhは同じ意味。
プログラムスペースとデータースペースは、今後、複雑なプログラムを書くと使用率がどんどん上がります、不足する場合は、いかにして効率的なプログラムを書くか、あるいは、もっとメモリ搭載量の多いPICを使うかです。
これで、PICにプログラムを焼けますので、ハードウェアの準備をします。
Pickit4をPCに接続、Pickit4に書き込みアダプターを接続、書き込みアダプターにPIC16F627Aを取り付けて、書き込みアダプターの電源をONにすれば準備完了。
(私は、書き込み用電源は書き込みアダプターに内蔵してます、電源がないときは、Pickit4から電源を送るように設定します。)
PIC16F627Aにプログラムを焼きますので、赤矢印上のマークをクリックします。
途中で上のような注意の表示が出ます(内容は、書き込み時にPICに対して5vを印加して書き込むが、取り付けたPICは、それに対応したものですか)ので、OKをクリック。
しばらくすると、右下の星印のラインの下に、プログラムを焼いた結果が出ます。
大体の解説は、上から、
Pickit4と通信、接続確認中。
ロードした使用するソフトのバージョン。
書き込みソフトのバージョン、ブートバージョン、スクリプトバージョン、スクリプトビルド番号、ツールパックバージョンの表示、
PICに電源が印加されているのを確認、書き込むPICはPIC16F627A、PIC16F627AのデバイスIDは0x8です。
書き込むメモリーの範囲を計算中。
プログラムメモリーを消去。
書き込むプログラムメモリエリアを確保、確保内容は、プログラムメモリ;スタートアドレスは0x0、終わりは0x1、と プログラムメモリ;スタートアドレスは0x3F6、終わりは0x3FF、および コンフィグレーションメモリ。
プログラム書き込み/書き込むプログラムとPICに書かれたプログラムを比較した結果は全く同じであった。
最終的に、Programming/Verify complete が出れば、間違いなく書き込まれたと言う事。
書き込んだPICをブレッドボードのICソケットに取り付けます。
ブレッドボードに電源を印加、無事に赤色LEDが点灯しました。
上の白色LEDはブレッドボードの電源表示LEDです。
動画も下にあります。
次は、他の端子でも、LEDを点灯させましょう、LEDを追加し、プログラムを書き換えなければいけません。
それは、次回とします。