LCDキャラクタディスプレイモジュールを使う、セットCGRAMアドレス命令
今回も、LCD表示器、SD1602VBWB-XAの制御命令(コマンド)を説明します。
今回は、セットCGRAMアドレス命令です。
命令コード;RS=0、R/W=0、DB7-0=01******
*;アドレスを示す値を入れる、入れることのできる値は、0x40~0x7F(*に入れる値は、0x00~0x3Fだが、
7ビット目が1であるから加算してこのようになる)である。
命令実行時間;39μS
この命令は、ユーザー文字表示データを、CGRAMに書き込む時に、書き込むアドレスを指定する。
CGRAMアドレス下位3ビット位置図
CGRAM用データの作り方の図
CGRAM用データの、ライトRAMデータ命令のデータは、8ビットであるので、上位3ビットは、必ず000にしてから送る。
例;上から2番目のラインのCGRAM用データは、000 10001で、0x11を送る。
キャラクターパターン表
セットCGRAMアドレスは、次にように指定します。
アドレスの有効ビット数は、6ビットで、上位3ビットでキャラクターコードのCGRAM位置により000(CGRAM(1))~111(CGRAM(8))となり(上図キャラクターパターン表参照)、下位3ビットは、キャラクタパターンのラインの位置をにより000(一番上のライン)~111(一番下のライン)(CGRAMアドレス下位3ビット位置図)となります、
例;CGRAMアドレスは、CGRAM(3)の上から5番目は、上位3ビットが010、下位3ビットが、100となり、セットCGRAMアドレス命令で送るアドレスは,0x14(コマンドとしては0x54)になります。
なお、1文字分のデータを送る時は、CGRAMアドレス上位3ビットでCGRAMの位置を指示し、下位3ビットは000を指定して、セットCGRAMアドレス命令を送り、続けて、8個のCGRAMデータを上のラインの分から送ればよい(エントリーモード命令0x06が先に実行されていること)。