アノードコモン7セグメントLEDを使う。
前回は、カソードコモン7セグメントLED表示器を点灯させましたが、
今回は、回路とプログラムを少し変更して、アノードコモン7セグメントLED表示器を点灯させました。
ピンアサイン表の左側がアノードコモンで右側がカソードコモンです。
型番の最後のアルファベットがアノードコモンとカソードコモンの識別になっています。
特性も、同じで、接続にアノードコモンとカソードコモンの違いがあるだけです。
白光色は、緑と赤があるようです。
上の回路図は、左側が前回実験したカソードコモンの7セグメント表示器駆動回路で、
右側は、それをアノードコモンの7セグメント表示器を駆動するように修正した回路です。
違いは、カソードコモン型の方は吐き出し型の回路で、アクティブハイの動作でしたが、アノードコモン型の方は、吸込み型の回路で、アクティブローの動作になります。
7セグメント表示器のセグメント回路の方の接続は変わりませんが、コモンの方は、トランジスタをNPN型の2SC1815からPNP型の2SA1015に変更し、吸い込み型の回路に対応しています、ベースの抵抗は電流制限抵抗で、ベース~Vdd間の抵抗は、ベース回路のインピーダンスを下げる抵抗ですが、こちらは、電源につながっているのでプルアップ抵抗と言います。
アノードコモン7セグメント表示器駆動用のプログラムは下のようになりました。
21行の関数名はAcomonに成っていますが、同じプロジェクトに複数のmain関数は作れないので(その度、プロジェクトを作るのは面倒なので)そうしていますが、実際PICに焼くときはmainに変更して焼きます。
23行から下は、カソードコモン用と変わりませんが、データーを吸込み用に変更 しています。(カソードコモン用データの補数(NOT)にしただけ)
このプログラムをPICに焼いて、動作を確認したのが下の動画です。