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7セグメントLEDを使う、仕様を確認。

今回から、”7セグメントLEDを使って、数字を表示する” を目標とします。

 

今回使用する、7セグメントLED表示器です。

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パラライトというメーカーの、C-551SRDを使います。

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この7セグメントLEDの内部接続は、上の図のようになっていますが、判りにくいところがあるので、下の図を追加しました。 

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まずい図ですが、端子の接続はわかると思います。(足は下に出てますが横に書きました、なお、この図は文字表示面から見た図です、kは、カソードです、Cは使ったのでkにしました)

この7セグメントLED表示器を点灯させるのですが、DPは使わないとして、最大消費電流は、8の数字を表示させるときになります。

ここで、PIC16F627Aのドライブ能力ですが、下の仕様書によると、

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 Vssピンから、グランドに向かって流せる電流          300mA

Vddピンに、流れ込ませられる電流は              250mA

出力ピンから、取り出せる電流(ピンからグランドに向かって流せる) 25mA

出力ピンに、流れ込ませられる(Vddからピンに向かって流せる)  25mA
ポートから、取り出せる電流(ポートからグランドに向かって流せる)200mA

ポートに、流し込める電流(vddからポートに向かって流せる)  200mA

これを、図にすると、下のようになります。

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 では、各出力ピンに流れる電流は、どの様になっているのでしょうか、

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上の図のように、負荷を接続し、プログラムで出力に1(H)をセットすると、上のFETがON,下のFETがOFFとなるので、LED電流が下のFETで遮られLEDは消灯する。

出力に0(L)をセットすると、上のFETがOFF,下のFETがONとなるので、LED電流が下のFETを通ってVssにながれるのでLEDは点灯する。

出力ピンに流れ込む電流は、Vss電流となってグランドに流れます、従って、各出力ピンに上のような接続で接続した負荷の合計の電流がVssに流れ出ます。

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上の図のように、負荷を接続し、プログラムで出力に1(H)をセットすると、上のFETがON,下のFETがOFFとなるので、Vddからの電流が上のFETを通ってLEDに流れ出しLEDは点灯する。

出力に0(L)をセットすると、上のFETがOFF,下のFETがONとなるので、Vddからの電流が絶たれ、LEDは消灯する。

出力ピンから流れ出す電流は、Vddから供給されます、従って、各出力ピンに上のような接続で接続した負荷の合計の電流がVddから流れ込みます。

 

上の説明で分かるように、出力ピンに接続する負荷の接続し方により、プログラムで出力を制御する方法が変わってきます、吐き出し型の動作をアクティブハイ、吸い込み型の動作をアクティブローと言います。

今回は、パラライトというメーカーの、C-551SRDを使います、この7SEGLEDはカソードコモン(カソード側が共通になっている、アノード側が共通の物はアノードコモンという)ですから、PICとの接続は、吐き出し型接続で、プログラム制御は、アクティブハイで行うことになります。

 

今回はここまで、次回は、実験の回路を決めたいと思います。